ミツオ日記

自称詩人 熊野ミツオの日々

不安な日記

なぜ ぼくはひとりなのだろう

ぼくが見ている自分自身と

誰かが見ているぼくだと

どちらが本物のぼくなんだろう

 

なぜ ぼくは

あのひとを好きになってしまったのか

なぜ 戦争はなくならないのだろう

ひとは切ない気持ちを どこに捨ててくるのだろう

 

ぼくたちは

夢を見るために生きているのかもしれない

ひとの価値は

どれだけうつくしく

不安な夢が見られるかで

決まるのかもしれない

 

でもぼくには想像することができない

誰かといっしょに

生きていくことができない

神さまを信じることができない

それなのに

日々を恵まれることしかできない

 

だから

誰かにたしかめてほしい

ぼくが死んだ後で

たしかに死んだことを

どこにもいなくなってしまったこと

完全に消えてしまったことを